【研修開催】第3回 ELNEC J 研修会

10月27日と28日に、第3回エルネックJを開催しました。

今回は、幸ハウスに深く関わって下さっているサバイバーさんお二人も、一緒に学んで下さいました。

看護師だけでなく、他職種の方々やサバイバーさんの方々と一緒に学ぶ事で、新しい気づきがたくさんあります。

例えば昨日は、患者さん役、看護師役、観察者役を全員が経験するロールプレイを行ったのですが、

サバイバーの方が看護師役をやった時

・症状ばかりでなく、生活で困る事はないかじっくり話を聞いていた(看護師はどうしても症状を中心に聞く傾向があるのです)

・ご本人やご家族の頑張りを自然に温かく労う言葉かけができている
(症状や病気にばかり目が向いているとかけられない言葉です)

・話をする時に、家族と一緒がいいか、別がいいか、配慮している

等々、改めて大切な事を確認する事ができました。

心を込めて話を聞いたり、気持ちに寄り添ったりする事は、看護師だけがしている事ではありません。

他職種の方や、サバイバーさんや、みなさんがされている事です。色々な方のお話の聞き方や、寄り添い方を知る事で、多くの学びがあると思います。

今回参加して下さったサバイバーの方が、「看護師の向けの研修だけど、患者や家族もこの内容を学ぶ必要があると感じた。患者さん向けにこのような講座ができないか考えてみたい」とおっしゃっていました。

また、新しい何かに繋がる予感もある、充実した研修となりました。

講師をつとめて下さった大島英子先生、ありがとうございました。次回エルネックJ研修は、2月に開催予定です。

【イベント開催】トークイベント

昨日は、まいこさん、みかさんによる「がんという病気をとおして経験したこと 人生が変わったターニングポイント」のトークイベントを行いました。

みかさんは、オープン後まもなくから、幸ハウスを大切に思ってくれ、私達を支えてくれている大切な存在。そしてまいこさんは、みかさんの大切な同志で、がん患者会with a cancerの代表をされています。

そんな素敵なお二人が、幸ハウスで自分の経験を涙あり、笑いありでお話して下さいました。

自分達の経験を語る事で、生きることや人生のターニングポイントを考えるきっかけにしてほしいという熱い思いで、素直にあるがままに伝えてくれました。

・ターニングポイントは、自分が選んだ事で作られていくもの
・日々の生活でも自分で決める事はとても大切なこと
・どんな自分も自分。できない自分も認めてあげていい。
・自己肯定感はとても大切。

病気とどのように向き合ってきたのか、まいこさんとみかさんの色々な経験を交えてのメッセージが心に響きました。

まいこさんとみかさんは、今後子供達に向けてもお話会をしていく事を目標にされています。

これから、たくさんの子供達に、まいこさんとみかさんのメッセージが届きますように。