幸ハウスは癌になって孤独や戸惑いの中にいる患者さんや家族が、気軽におとづれて、安心して話ができ、自分の力を取り戻せる場所として、2018年3月7日から週1回(毎週水曜日)オープンします。
それに先駆けて3月4日に内覧会を開催しました。
内覧会では「幸ハウスがどんなところで、どういうサポートを提供するのか」というお話と、2つの予約制のプログラムを提供させていただきました。
当日の様子
川村病院長のご挨拶
普段病院で外科医として診療されている病院長は、幸ハウスができることで、喜ばれる患者さんがたくさんいることが想像できるとお話しされました。
また、幸ハウスという名前は、院長のお母様で、幸ハウスに様々なご支援をくださった「幸子さん」というお母様のお名前からいただいたということもお話しくださり、心がほっこりしました。
幸ハウスという場所が地域で苦しんで悩んでいる人の拠り所になっていく、、、そういう未来をお話しを伺いながら想像しました。
楢さんによるナムフォト特別篇 〜写真ワークショップ
午前中、20名限定のワークショップが開催されました。このワークショップ中で、楢さんはご自身が乳がんになられたときのエピソードをお話されていましたがこの時のお話が印象的でした。
「手術後 病室から見えた、木々がハート形に見えて、嬉しくてシャッターをきり、その時、自分は本当に幸せなんだと思えた」
そのあと、写真は「今」「この瞬間」「250分の1秒」を切り取り、その時感じてるの幸せ、その人の光を写すという、写真の持つ力を教えてくれました。
また、写真を撮る時の極意として、、、 人の笑顔を引き出すには、写真を撮るほうが先に笑顔になることや、英語で写真を撮ることをshoot (ピストルで撃つ)と言うように、写真にはピストルと同じ威力があるからこそ写真を撮る相手にも、自分にも責任をもって写真をとることが大切とお話されて、参加された多くの方に写真を撮る楽しみ、写真を通して幸せを撮ることがどういうことか、素敵なメッセージを伝えてくれました。
話を聞いたあとは、実際にみんなで写真を撮りました。
お互いの笑顔や、幸ハウスで見つけた「宝物」の写真がたくさん取れたみたいなのでシェアします!!
宝物がそれぞれの人にとってみんな違うけれど、どれも素敵だな、、、、と感じ、違いがギフトであり、そのギフトが紡がれる幸ハウスでい続けたいと思いました。
そして素敵な写真をありがとうございました。
お昼、自由な時間
多様なあり方=自分らしさ。
お昼は各々の過ごし方で幸ハウスを満喫していただきました。
お昼を食べに行く人
コンビニで何かを買ってきて、幸ハウスの中で食べる人
話す時間にする人
聞く時間にする人
本を読んでいる人
「いつかしたいこと」を記入している人、
幸ハウスの木に今度誰と期待か書いて貼り付けている人、
歌を歌う人、
ギターを奏でる人、、、、、
人の数だけ、時間の過ごし方がある、、、ということを感じました。
自分らしさを大切に、、、、自分が心地よい場所、心地よい過ごし方を自分で選んで実行してみると、、、そこには、良い、悪いがなく、正しい、間違いもなく、、、あるのは自分らしさと出会える機会と自分らしさを選ぶ力。
突然自分らしさと言われても戸惑うかもしれないし不安になるかもしれない。
でもお昼をどう過ごしたい?という小さなことから、自分らしさを選ぶ練習を重ねて行くことで、大きな選択も自分でできるようになる力をつけて行くことができるようになる。
幸ハウスは自分らしく過ごす場所。
大切にしている思いを大切にできる場所。
みなさん、ご参加いただきましてありがとうございます!!