調査概要
調査対象:全国の9歳~80歳の男女
実施期間:2021年8月14日~2021年8月19日
調査手法:インターネット上のアンケート調査サイト「surveymonkey」を利用したWeb調査
有効回答数:419
短い期間にも関わらず、多くの方に回答していただきました。ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございます。
アンケート結果
Q1: あなたが「初めて」死ぬということについて考えるきっかけとなった出来事はなんですか?
選択式、回答数: 345 スキップ数: 74
Q2:子供に「死ぬってなに?」と聞かれたらなんと答えますか?
自由記述式、回答数: 417 スキップ数: 2
自由記述式のこの質問に対する回答は、「肉体の終わり/いなくなること(約4割)」「神さまの世界に還る/天国(空)へ行く、生まれ変わる(約3割) 」「誰かに会えなくなること(約1割) 」という回答が全体の約8割を占めました
「考えたことがない/答えがない」という方は約6名で、多くの方が自分なりの回答を持っていることが今回のアンケート結果からは示唆されました
回答の一例:
- 「この世のお役目を終えたってこと」
- 「別の世界にいくこと」
- 「肉体を脱いで魂になること」
- 「お友達やお父さんお母さんと会えなくなっちゃうんだよ」
- 「神様のところに帰る」
- 「天国に行くことだよ」
- 「会えなくなる」
- 「話せなくなる」
- 「魂が身体を離れて次の姿に変化して、違う世界に移行すること」
- 「この世でのお役目が終わって次の場所(ステージ)に行くこと」
Q3: 死に触れたり、死について考えたことで、生きること、または、生きていることへの考え方が変わったという体験はありますか?
選択式、回答数: 419 スキップ数: 0
Q4: Q3で「はい」と回答された方へ、その死生観に影響をあたえた体験について教えてください。また、それによってどう「 生きる」ことへの考え方がどのように変わったのかについても教えてください。
回答数: 355 スキップ数: 64
自由記述式のこの質問に対する回答は、「身近な人の死(約4割)」「自身の病気で(約1割)」「仕事で(約1割)」「震災等で(約1割)」という回答が全体の約7割を占めました
「身近な人の死」は肉親の死や義家族、友人の死などで、病気や事故などの突然死、自死など、さまざまな背景とその死に対する考えがありました
その他の意見としては、書籍や漫画、414カード体験会などを通して考えたという方や、どう変わったかという部分については、「毎日をこのように過ごせることは当たり前ではない」「日々を大切にしたい」という意見が多く見受けられました
回答の一例:
- 「生かされているんだと言うこと」
- 「両親の死 義母の死」
- 「悔いの残らないように生きること」
- 「父の死を通し、生きるも死ぬも紙一重だと感じた」
- 「入院をきっかけに」
Q5: 死について考えたり語ったりしてみたいですか?
選択式、回答数: 418 スキップ数: 1
Q6:なぜ死について考えたり、語りたいですか?または考えたり語りたくないですか?
回答数: 407 スキップ数: 12
「考えたり語りたい」と答えた人
自由記述式のこの質問に対する回答は、「これからの人生をよりよく生きるために」「死は誰しもに必ず起こるだから」「他の人の考えを知りたい」という回答が全体の約8割を占めました
その他には、「不安や恐怖を解消したい」「死について話すことで癒される」「(哲学的に)興味がある」「好きだから」「おもしろそうだから」という意見なども見受けられました
回答の一例:
- 「死を考えること=生を考えることだと思うから」
- 「死に方は生き方だと思うから」
- 「言葉にしなけば、相手の思いを知ることがてきないから」
- 「必ずおとずれる事だから向き合っていく」
- 「自分の最期を自分らしく過ごしたいから」
- 「死について考え語ることは、生き方を考え語ることに繋がるから」
- 「人の死生観を聞くことで自分の概念と違う、人が大事にしたい考え方を知ることができる」
- 「話すことで新しい発見や気付きがあるから」
- 「生きるを考えることだから」
「考えたり語りたくない」と答えた人
自由記述式のこの質問に対する回答は、「人と語りあうことではない(約3割)」「怖いから考えたくない、話したくない(約1割)」という回答が多く見受けられました
回答の一例:
- 「人それぞれで、正解はないと思うから」
- 「死にたくないから考えたくない」
その他の気づき
「他人の意見を書物等で読み、その様な意見もあるのだと知ることは良いが、自身の意見に対して他人からの意見を得たくない」というような意見も一定数見受けられた一方で、「家族以外の人と体験を共有して考えを整理したい」というような意見もありました
「怖いから話したくない」人もいれば、「怖いから話したい」人もいるといったように、同じ理由で「考えたり語りたい」人もいれば、「考えたり語りたくない」人もいるのが特徴的でした
Q7:回答者の年齢
回答数: 416 スキップ数: 3